ディープ産駒プロフォンド、豪3歳G1スプリングチャンピオンSを完勝
2021年10月10日 08:22
豪州生まれのディープインパクト産駒プロフォンドが、現地9日にランドウィック競馬場のG1スプリングチャンピオンステークス(3歳、芝2000m)で番手抜け出しの完勝劇を演じた。
12頭立ての9番枠から互角の発馬を決めた1番人気のプロフォンドは、徐々に位置を上げると400m進んだ所で2番手へ。逃げる2番人気ネバービーンキスドを1馬身ほど前に見ながら流れに乗り、直線早々に手応え良く並び掛けて2.18馬身突き放した。2着から0.52馬身差の3着には中団から4番人気のアレグロンが続いた。
プロフォンドは明け3歳の9月1日にデビュー勝ちしたばかりで、2戦目の前走はG3グローミングステークスで勝ち馬から0.38馬身差の2着に惜敗していた。なお、同馬の母オネスティープリベールズ(その父リダウツチョイス)は2016年にG3ウィデンステークスでデビュー勝ち。3戦目にはG1ゴールデンスリッパーステークスで5着という実績があり、プロフォンドは2018年8月28日生まれの初仔になる。
スプリングチャンピオンSからは2019年に2着のキャステルヴェキオが次戦のコックスプレートでもリスグラシューの2着に善戦した実績があるが、同日付けの豪競馬メディア『racing.com』によると、プロフォンドのR.リット調教師は秋に備えて放牧に出す考えを明かしている。また、鞍上のR.ドーラン騎手は5年前にアイルランドから豪州に移り、人馬ともどもG1初制覇となった。