英G1クイーンエリザベス2世S、バーイードがパレスピアとの一騎打ち制して無敗守る
2021年10月17日 11:04
英G1クイーンエリザベス2世ステークス(3歳以上、芝8ハロン)が現地16日にアスコット競馬場で行われ、他馬を離して人気二分の1番人気パレスピアと2番人気バーイードが残り2ハロンから火の出るような追いくらべを展開。バーイードがクビ差で勝利を手にした。
ゲートを決めた両馬はパレスピアが逃げ馬から5馬身ほどの4番手につけ、バーイードが直後でピタリとマーク。残り2ハロン手前からバーイードが進出してパレスピアに併せると、最後の1ハロンでバーイードがクビひとつほどリードを奪い、そのまま押し切った。パレスピアから1馬身1/4差の3着には8番人気のレディボウソープが続いた。
バーイードは前走のムーランドロンシャン賞からG1連勝で3度目の重賞制覇。これでデビューから無傷の6連勝とした。
主戦のJ.クローリー騎手は「彼はチャンピオンになれると思っているんだ。彼はビーストさ。成長し続けている」「彼にとって馬場状態がやや遅かったし、より速い馬場の方が彼は上手に走れると思う。でも、彼は長い道のりを短期間で来たし、本物のチャンピオンだ」「ハムダン殿下も見てくれて、微笑んでくれていると思う。全ては彼のおかげさ。彼が私にこの機会を与えてくれた」と、バーイードを絶賛するとともに今年3月に亡くなったハムダン殿下に感謝を表した。
また、シャドウェルのレーシングマネージャーを務めるA.ゴールド氏は、馬主側と相談してからと断りつつバーイードの現役続行を示唆。10ハロンがイメージにあるとコメントしている。