ケンタッキーダービー前哨戦のブルーグラスSがG1に再昇格
2022年01月30日 11:08
アメリカ・グレード競走委員会(AGSC)は現地28日、2022年2月から2023年1月までの重賞格付けについて発表。ケンタッキーダービーの前哨戦に位置づけられるブルーグラスステークスなど3レースがG2からG1に昇格することが明らかになった。
もともとG1で行われていたブルーグラスSは2017年にG2へ格下げされたが、その後にグッドマジック(2018年)とエッセンシャルクオリティ(2021年)の2頭の2歳王者が制したほか、ヴェコマ(2019年)とアートコレクター(2020年)も後にG1勝ち馬になるなどレースレベルが改善していた。また、ブリーダーズカップジュベナイルターフスプリントとニューヨークステークスもG1に格上げされている。
その一方、かつてセクレタリアトステークスとして行われ、昨年に改称したブルースD.ステークスとフラワーボウルステークスはG1からG2へと格下げされた。
この他ではルーカスクラシックら5レースがG2へ、ニューヨーク芝三冠シリーズ“ターフトリニティ”のジョッキークラブダービーと“ターフティアラ”のジョッキークラブオークスなど13レースがG3へと昇格。ベストパルステークスやバーナードバルークハンデキャップなど4レースはG2からG3へ、ロスアラミトスダービーら9レースがG3からリステッドへ降格された。
AGSCは今回の改定にあたり賞金7万5000ドル以上の891ステークスについて査定し、449レースを重賞に格付け。2021年との比較で重賞は4レース増加した。