バファート厩舎のアデアマナー、KYオークス前哨戦圧勝も先行き不透明
2022年02月09日 11:21
米サンタアニタパーク競馬場で現地6日、3歳牝馬によるG3ラスヴァージネスステークス(ダート8ハロン)が行われ、中間点から先頭に立った1番人気のアデアマナーがそのまま独走。迎えた直線で13馬身差を開き圧勝した。
レースは出走4頭が中間点まで3馬身圏内のひと固まりで進み、逃げ馬の外に並んでいたアデアマナーの動きに応じて背後の2番人気クイーンオブソーンズが追随。しかし、最終コーナーで早くも差が開きはじめ、直線ではアデアマナーがノーステッキで一方的に突き放した。
アデアマナーはB.バファート調教師が管理するアンクルモー産駒で今回が重賞初挑戦。昨年10月31日にデビューして今年1月7日の前走で初勝利を挙げたばかりだった。これで通算4戦2勝としている。
ラスヴァージネスSはケンタッキーオークスの指定ポイントレースだが、バファート師は昨年のKYダービーでメディーナスピリットから禁止薬物が検出されたことにより、チャーチルダウンズ競馬場の出走資格を停止されている。そのため、アデアマナーも現時点でKYオークスに出走できない。