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ダンシングプリンス、サウジG3リヤドダートスプリントで圧巻の逃走劇

2022年02月27日 12:32

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 現地26日にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場でG3リヤドダートスプリント(3歳以上、ダート1200m)が行われ、日本のダンシングプリンスがダッシュ一番、先行争いを制すと、迎えた直線では背後から追いすがるグッドエフォートを5馬身3/4突き放して圧勝した。

 さらに3馬身3/4差の3着争いを日本の2頭が演じ、後方から外を追い込んだチェーンオブラブが、連覇を狙うコパノキッキングに競り勝った(1/4馬身差)。

 ダンシングプリンスはゲートを決めるとC.ルメール騎手に促されてハナへ。背後のラチ沿いからグッドエフォート、その外からも2頭が続き、コパノキッキングはグッドエフォートの後ろで内ラチ沿いをキープした。

 軽快に飛ばすダンシングプリンスが楽な手応えで直線に入ると、グッドエフォートは鞍上に仕掛けられながらの追撃。外の先行2頭が脱落して進路こそ開いたものの、コパノキッキングも鞍上に激しく追われて劣勢となる。一方、チェーンオブラブは終始外を回らされる苦しい追走になるも、直線でしぶとく巻き返してコパノキッキングに接近。前方ではダンシングプリンスが力強く末脚を伸ばし、残り200mから一気に差を広げてゴールに飛び込んだ。

 なお、この結果によりルメール騎手は1日で重賞を4勝。サウジダービーでも3着を記録しており、騎乗機会5戦で4勝、3着1回の大暴れだった。