NEWS

ニュース

ニュース/コラム

KYダービー戦線に新星、デビュー2戦目のテイバが米G1サンタアニタダービーを快勝

2022年04月10日 13:50

  • 友だち追加数

 米G1サンタアニタダービー(3歳、ダート9ハロン)が現地9日にサンタアニタパーク競馬場で6頭により争われ、道中3番手を追走したM.スミス騎乗の3番人気テイバが、2番手から先に抜け出した2番人気メッシエーをゴール前で並ぶ間もなく差し切った(2馬身1/4差)。

 道中は単勝2.0倍の1番人気フォービドゥンキングダムが逃げ、1馬身前後でメッシエーが追い掛ける展開。テイバは2頭から少し離れて3番手を追走し、第3コーナーからのペースアップに合わせて進出した。フォービドゥンキングダムは最終コーナーでメッシエーに並ばれると早くも一杯になり、抜け出したメッシエーを目標にテイバが追撃。直線入口ではメッシエーの手応えが優勢だったものの伸びがなく、テイバが力強い脚勢を保って差し切った。

 メッシエーから10馬身差の3着争いをハッピージャックが制し、フォービドゥンキングダムは勝ち馬に14馬身余り離されて最下位の6着に大敗した。

 ガンランナー産駒のテイバは3月5日にサンタアニタパーク競馬場でデビューしたばかり。当時はダート6ハロンを7馬身1/2差で圧勝し、2戦目で西海岸におけるケンタッキーダービーの重要前哨戦を制した。また、デビュー時はB.バファート調教師の管理だったが、ライセンス停止処分によりメッシエーともどもT.ヤクティーン厩舎へ転厩していた。

 サンタアニタダービーはデビュー3戦目で制した2018年のジャスティファイが無敗の三冠馬に。2014年のカリフォルニアクロームと2012年のアイルハヴアナザーもKYダービーとプリークネスステークスの二冠を達成している。