ルクセンブルク、英2000ギニーで初黒星もダービーへ評価上昇
2022年05月01日 05:52
英クラシック一冠目の2000ギニーで惜しくも3着に敗れて初黒星を喫したルクセンブルクだが、管理するA.オブライエン調教師をはじめ関係者の評価に揺るぎはないようだ。
単勝5.5倍の2番人気で休み明けのレースに臨んだルクセンブルクだが、スタートで後れを取ったことにより、C.アップルビー調教師のコロエバスとネイティヴトレイルの後塵を拝す結果に。それでも、大手ブックメーカーの『パディーパワー』は内容を評価し、英ダービーにおける前売りオッズを4.33倍から3.5倍へとカットした。
オブライエン師も「我々は本当にうれしいよ。彼の準備はできていたし、走りも良かった」「ライアン(ムーア騎手)は喜んでいたよ。彼が言うには(ゲートの)出が少し遅くて50ヤードくらいもたついた。それが結果的に1馬身や2馬身の差になったのさ」「ライアンは上手に乗ってくれたし、ゴールまでよく走った。ここに来て、それからダービーというのはずっと計画してきたことだからね。順調ならそうするよ」と、ルクセンブルクの次戦が英ダービーになることを明言している。
オブライエン師はキャメロット産駒のルクセンブルクは血統的に中距離向きで、10ハロンなら問題なく、12ハロンでもチャンスは十分にあると評価。「(ルクセンブルクには)素晴らしい初戦になったし、ここからエプソム(英ダービー)までひと息入れられる」と変わり身に自信をにじませている。
なお、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えながら10着と振るわなかったポイントロンズデールに関しては「もう1頭(ルクセンブルク)ほど仕上がっていなかったのかもしれない。(ひと叩きで)前進するのではないかな」とコメントしている。