ガリレオ産駒ユナイテッドネーションズ、アダイヤー輩出の英ダービー前哨戦を快勝
2022年05月08日 09:09
昨年はアダイヤーを輩出したリステッドの英ダービートライアルステークス(3歳牡・セン馬、芝11.5ハロン)が現地7日にリングフィールド競馬場で4頭により争われ、単勝3.25倍の2番人気ユナイテッドネーションズが背後から追撃する同2.1倍の1番人気ウォークオブスターズを3/4馬身振り切った。
好発から2番手につけたユナイテッドネーションズに対し、ウォークオブスターズは3馬身ほど出遅れて最後方から徐々に追い上げる展開。直線入口ではユナイテッドネーションズの外にウォークオブスターズが並び掛けたものの、そこから先はユナイテッドネーションズが体半分ほどのリードを譲らず押し切った。
ユナイテッドネーションズはクールモア生産・所有のガリレオ産駒でA.オブライエン調教師が管理。昨年9月にネース競馬場でデビュー勝ちするも2戦目のG3オータムステークスでは後の英2000ギニー馬コロエバスの7着に終わり、半年余りの休養から復帰した3歳初戦の前走もブルーリバンドトライアルで4着に敗れていた。
臨場したクールモア関係者はユナイテッドネーションズが急成長を見せている点を評価。意思決定には3週ほど要すとしながらも英ダービー参戦を示唆した。なお、大手ブックメーカーの『ベットフェア』は英ダービーにおけるユナイテッドネーションズの前売りを11倍に急上昇させている。