アリゲーターブラッドが復活、豪G1ストラドブロークHで約2年3カ月ぶりの勝利
2022年06月12日 10:21
現地11日、豪イーグルファーム競馬場で行われたG1ストラドブロークハンデキャップ(3歳以上、芝1400m)は、中団で流れに乗ったアリゲーターブラッド(5番人気タイ)が、直線で大外から鮮やかに差し切った。
大外から2つ目の17番枠から発馬を決めたアリゲーターブラッドは、中団馬群の外に落ち着き手応え良く追走。そのまま馬群の外を回って進入した直線で末脚を炸裂させると、残り100mで先頭に立ち余力十分にゴールした。
10番人気のプライベートアイが好位の内ラチ沿いから馬群をこじ開けるように伸びて1馬身差の2着に続き、さらに1.75馬身差の3着にはロスファイア(5番人気タイ)が逃げ粘った。1番人気のイレブンイレブンは直線半ばで鞍上が追うのをやめて最下位の18着に大敗している。
アリゲーターブラッドは2020年2月29日のオーストラリアンギニーでG1初制覇を飾るなど、当時は連戦連勝で将来を嘱望されていた。しかし、その後に陣営の不和による転厩や椎骨の故障で競走生命にかかわる手術を受けるなど低迷し、この日の勝利が豪ギニー以来、約2年3カ月ぶりの白星。2度目のG1制覇で重賞は通算5勝目とした。