モードニゴールがベルモントSを快勝、KYダービー馬リッチストライクは6着に完敗
2022年06月12日 13:20
米三冠レース最終戦のG1ベルモントステークス(3歳、ダート12ハロン)が現地11日にベルモントパーク競馬場で行われ、1番人気のモードニゴールが序盤の6番手から徐々にポジションを上げると、直線では3馬身抜け出して完勝した。
8頭立ての6番枠と外目からのスタートとなったモードニゴールは、後方2番手で最初のコーナーに入ると、向正面では馬群の真ん中に収まり先頭から2馬身少々の位置を追走。第3コーナー付近から隊列が縦に伸びはじめたタイミングで外を上昇し、直線早々に先頭を奪って道中並走から追いすがる紅一点の4番人気ネストを振り切った。
さらに3馬身1/4差の3着には7番人気のスキッピーロングストッキングが2番手追走から粘り込み、3番人気のケンタッキーダービー馬リッチストライクは最後方から追走一杯で6着に沈んだ。
モードニゴールは4月のG2ウッドメモリアルステークス勝ちからKYダービーに駒を進めるも5着に終わり、二冠目のプリークネスステークスをパスしてベルモントSに臨んでいた。この勝利により3度目の重賞制覇とし、初のG1タイトルを手にした。
また、鞍上のI.オルティスJr.騎手は日本からラニも挑戦した2016年(クリエイター)に続きベルモントSを2勝目、ネストと合わせてワンツーを決めたT.プレッチャー調教師は2017年(タップリット)以来となる4勝目としている。
ニューヨーク州競馬協会の公式サイトでは、プレッチャー師の「『テスト・オブ・ザ・チャンピオン』だからね。4度も勝てれば十分に幸運だし、5度目か6度目の2着もなかなかのものさ。楽しいものだよ」という喜びのコメントを紹介している。