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怪物フライトラインが無傷の4連勝、米G1メトロポリタンHを流して6馬身差V

2022年06月12日 14:48

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 米ベルモントパーク競馬場で現地11日に行われたG1メトロポリタンハンデキャップ(3歳以上、ダート8ハロン)は、単勝1.45倍の1番人気に推されたフライトラインが2番手追走から最終コーナーを前にして先頭を奪い、直線独走で6馬身差の圧勝を収めた。

 フライトラインはゲートで1馬身ほど遅れる格好になったが、5頭立ての少頭数が幸いしてすぐに位置を挽回。逃げる2番人気スピーカーズコーナーの背後にピタリとつけると、第3コーナーを過ぎて早くも並び掛ける。鞍上のF.プラ騎手が軽く気合いをつけると直線に向かってリードを広げ、ノーステッキのまま最後は流す余裕でゴールした。

 2着には前の2頭からやや離れて3番手を追走した3番人気のハッピーセーバーが続き、勝ち馬に早めの追撃を受けたスピーカーズコーナーはさらに2馬身3/4差の3着に終わった。

 フライトラインはタピット産駒の4歳牡馬で、昨年暮れのマリブステークス以来の今季初戦を制して2度目のG1制覇(重賞も2勝目)。これでデビューから無傷の4連勝とし、4戦の合計着差を43馬身1/2まで拡大している。

 ニューヨーク州競馬協会(NYRA)の公式サイトによると、フライトラインのJ.サドラー調教師は「フラビン(プラ騎手)は距離(延長)は問題ないと言っているし、2ターンを試したい。プランに入れるとするよ。だが一歩ずつだ。彼は実戦経験が浅い。これが今年初戦だしね」と今後の距離延長を示唆している。