米G1マンハッタンステークス（4歳以上、芝10ハロン）が現地11日にベルモントパーク競馬場で行われ、8番人気のトリブヴァンが先頭で向正面に入るとスイスイとリードを拡大。最大7馬身ほどに広げて一人旅の形を作り、そのまま鮮やかに逃げ切った。

　3馬身1/2差の2着に3番人気のアダモ、さらに1馬身差の3着に1番人気のグーフォと中団より後方から追走した上位人気馬は及ばず。アグネスゴールド産駒のインラブ（7番人気）は8着、吉田照哉氏が所有するトウキョウゴールド（10番人気）は最下位の10着に終わった。

　トリブヴァンは昨年7月のユナイテッドネーションズステークス以来となる2度目のG1勝ちで通算3度目の重賞制覇。昨年のマンハッタンSでは勝ち馬から2馬身3/4差の2着に敗れており、見事に雪辱を果たす形となった。