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ドイル騎手が仏オークスでクラシック初制覇、大野騎手は大健闘の5着

2022年06月20日 11:30

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 現地19日、仏シャンティイ競馬場にてG1仏オークス(3歳牝馬、芝2100m)が行われ、1番人気のナシュワに騎乗したH.ドイル騎手が女性初の欧州クラシック制覇を達成した。

 内の2番枠から好スタートを切ったナシュワは、3番手付近の好位を確保。3コーナー付近で早くも逃げていた2番人気のアゲイブに並びかけ、直線残り200メートルでアゲイブを競り落として先頭へ。追いすがってきた伏兵ラパリジェンヌの追撃も短クビ差でしのぎ切った。

 大野拓弥騎手が騎乗した清水裕夫厩舎のフォールインラブは、17頭立ての15番人気ながら5着に入る健闘を見せた。

 J&T.ゴスデン厩舎のナシュワはフランケル産駒。前走のG1英オークスでは3着に敗れていたが、今回は自身のG1初制覇と共に歴史的勝利をドイル騎手にもたらした。

 快挙達成のドイル騎手は「最高の気分、なんと言っていいか分からない」と大興奮。関係者への感謝を示しつつ、「まだ自分は25歳でキャリアも浅い方。本当にラッキーだわ」「正直に言って、残り2ハロンではもうだめかと思った。でも彼女(ナシュワ)はとてもリラックスしていたし、競り合う形になったのを喜んでいた」とレースを振り返っていた。

 なおJ.ゴスデン調教師はナシュワの今後について、「休ませるつもりだ、タフなオークスを2戦したからね」とコメント。秋の目標については凱旋門賞ではなく、牝馬限定の中距離G1オペラ賞を挙げている。