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米G1ベルモントオークス、マキューリックが中団からの差し切りで快勝

2022年07月10日 14:03

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 現地9日、米ベルモントパーク競馬場で3歳牝馬によるG1ベルモントオークス(芝10ハロン)が行われ、先頭から5馬身ほどの中団を追走する3番人気のマキューリックが、最終コーナーからの仕掛けで直線鮮やかに差し切った(1馬身3/4差)。

 前走は英オークスで最下位のウィズザムーンライト(5番人気タイ)が2番手追走から直線で抜け出し、ともに5番人気を分け合ったコンシューマスペンディングとの2着争いにアタマ差先着。英オークス4着で1番人気のコンサートホールは勝ち馬の後ろでコンシューマスペンディングと並走も、外を回ってさらに1馬身差の4着に敗れた。

 マキューリックは英国生まれのフランケル産駒でC.ブラウン調教師が管理。昨年8月にサラトガ競馬場の芝8.5ハロンでコンシューマスペンディングに1馬身半差をつけてデビュー勝ちするも、その後は前走のG3リグレットステークスまで重賞での惜敗が続き、これが通算2勝目(5戦)で重賞初制覇となった。

 同日付けの米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、ブラウン師はかつて師事した故R.フランケル調教師の誕生日に、自身で初めて購買したフランケル産駒によるG1制覇に感慨深げな感想を述べている。なお、このレースは入線当初に1分55秒38の世界記録が掲示されたが、後に1分59秒62に訂正された。