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英クラシック組と好勝負のロイヤルパトロネージ、米移籍で心機一転

2022年07月20日 12:00

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 2歳時にG3ロイヤルロッジステークスで後の英2000ギニー馬コロエバスを破ったこともあるロイヤルパトロネージが、アメリカに移籍して新たにキャリアを歩むことになった。

 ウートンバセット産駒のロイヤルパトロネージは明け3歳の初戦で英2000ギニーに臨むも8着。次戦では英ダービー前哨戦のG2ダンテステークスでデザートクラウンの2着に巻き返した一方で本番は16着に大敗し、さらに米G1ベルモントダービーへと遠征した。

 そのレースではクラシックコーズウェイとの先行争いに敗れて5着。しかし1馬身少々の小差と着順ほど悪くない走りを見せ、ロイヤルパトロネージを所有するハイクレア・サラブレッドレーシングのH.ハーバート氏は「とても良くやってくれた」と評価する。「彼にアメリカの競馬に対応するスピードがあることは分かっていた」「あの走りなら、あちらでも戦っていける」と自信を深めた様子で振り返った。

 ハーバート氏によると、ロイヤルパトロネージはすでに英国のC&M.ジョンストン厩舎からアメリカのG.モーション厩舎へ転厩済み。今後についてはサラトガダービーの可能性を示唆しつつも具体的には何も決めておらず、現地での順応を優先させる意向としている。