現地17日、英ヨーク競馬場にてG2グレートヴォルティジュールステークス（芝12ハロン）が行われ、D.マスカット騎乗のドーヴィルレジェンドが1番人気に応えた。

　先頭から差のない3番手の好位を確保したドーヴィルレジェンドは、直線で内に包まれて苦しい展開となったが、マスカット騎手が慌てず外に持ち出して進路を確保。先に抜け出していた同厩の仏ダービー2着馬エルボデゴンをかわし、遅れて追い込んできた2番人気シークレットステートも2馬身3/4差で退けた。

　J.ファーガソン厩舎のドーヴィルレジェンドはシーザスターズ産駒の3歳せん馬。前々走の英G3バーレーントロフィーで重賞初制覇を飾り、前走の英G3ゴードンステークスは2着だったが、ここで重賞2勝目を手にした。

　ファーガソン調教師は2頭ともオーストラリア遠征に出すことを明言。「現時点ではエルボデゴンはコックスプレート、ドーヴィルレジェンドはメルボルンカップに出走することになっている」と語り、順調ならば10月上旬には豪州入りする予定だと話している。