アダイヤーが復帰戦を快勝、次走は英チャンピオンS有力も凱旋門賞にも含み
2022年09月09日 12:09
現地8日、英ドンカスター競馬場での一般戦(芝10ハロン)で昨年の英ダービー馬アダイヤーが待望の今年初出走。わずか3頭立てのレースながら3馬身3/4差の快勝で健在をアピールした。
C.アップルビー厩舎の4歳馬アダイヤーは、昨年に英ダービーとキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスの両G1を連勝。しかし今年は体調がなかなか整わず、5月の英G1コロネーションカップ、6月の英G1プリンスオブウェールズステークス、連覇のかかっていたキングジョージを次々と回避していた。
気になる今後だが、アップルビー調教師は英チャンピオンステークスと凱旋門賞を候補に挙げつつも、前者に気持ちが傾いていることを示唆。「G1レベルでは10ハロンが妥当だと感じる」「この馬がチャンピオンSに出走するのを心から見てみたい」と語っている。
その一方で「凱旋門賞が視野に入っていないわけではない」と含みを持たせており、「昨年の凱旋門賞では非常にいい走りを見せてくれた」「ただ残念ながら馬場と時期が合わなかったようだ」とコメント。さらに、「もちろんバーイードには畏怖と敬意を持っている。だからウィリアム(ハガス調教師)が凱旋門賞に向かうことを願っているよ!」「ただ2頭の名馬が(英チャンピオンSで)対戦するのは競馬界にとって素晴らしいことでもある」と続けた。