英チャンピオンSでの引退選んだバーイード陣営、「凱旋門賞で見たかったが…」
2022年09月16日 10:07
仏G1凱旋門賞を回避してG1英チャンピオンステークスを引退レースに選んだバーイード陣営のレーシングマネージャーを務めるA.ゴールド氏が、決断までの過程と胸中を明かしている。
ゴールド氏は「われわれは常に馬にとって正しい方法を模索してきた」とコメント。「もちろん凱旋門賞は魅力的だ。あのファンタスティックなレースに勝ちたいと思う。私にとっては世界最高峰のレースなんだ」としつつ、「だがウィリアム(ハガス調教師)は最初から、ヨーク(英インターナショナルS)で好結果を出せればアスコット(英チャンピオンS)で締めくくりたいと言っていた。それがバーイードを最高にリスペクトする正しいレース選択だと彼は強く感じていたし、彼の実績からもわれわれはそれを尊重すべきだ」と語った。
さらに同氏は「凱旋門賞でバーイードを見たいという人の気持ちも分かるし、私も見たいと思う。だが私たちはバーイードにとって正しいと思う決断を下した。それが本当に正しいかどうかはこれから分かることだ」「あれほど優秀な馬にはあと3年、4年と走り続けてほしいところだが、悲しいかな、現実はそうではない」と続けていた。