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​長距離王ストラディバリウスが引退、G1での7勝含む重賞18勝

2022年09月27日 12:15

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 欧州長距離戦の絶対王者として長く君臨した名ステイヤー、ストラディバリウスの引退が決定。ナショナルスタッドで種牡馬入りすることが分かった。

 シーザスターズ産駒の8歳馬ストラディバリウスは、3歳だった2017年8月に英G1グッドウッドカップを制覇。以降、G1英ゴールドカップを3連覇、グッドウッドカップは4連覇を達成するなど、20年夏までは欧州最高のステイヤーとして圧倒的な存在だった。

 7歳となった21年は英ゴールドカップで4着に敗れて4連覇を逃すなど衰えが見え始め、今年も英ゴールドカップとグッドウッドカップで4歳馬キプリオスに連敗するなど世代交代に直面。8月20日の英G2ロンズデールカップを脚の打撲のため直前で出走回避しており、グッドウッドカップ2着がラストランとなった。通算成績は35戦20勝(重賞18勝、うちG1は7勝)。

 オーナーのB.ニールセン氏は「打撲を治すのに思ったより時間がかかってしまった」「このままでは9歳となる来年に復帰は無理があると思った」とコメント。「この馬は最初から最後までおとぎ話のような馬だった。今回まで一度もケガで離脱したことがなかった」と無事に走り切った愛馬をたたえている。