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キングジョージ覇者パイルドライヴァーがBCターフ回避、ジャパンC参戦は「十分にある」

2022年10月04日 12:20

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 7月に英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを制したものの、その後は故障の影響でレースから遠ざかっているパイルドライヴァーが、11月初めの米ブリーダーズカップへの遠征を取りやめたことが分かった。

 W.ミューア&C.グラシック厩舎の5歳馬パイルドライヴァーは、2021年6月に英G1コロネーションカップでG1初制覇を果たし、その年末にはG1香港ヴァーズで日本馬グローリーヴェイズの2着と好走。今年7月のキングジョージでは前年の仏G1凱旋門賞覇者トルカータータッソを2着に抑えて勝利した。

 ただしその後は故障による調整遅れから、今月2日の凱旋門賞への参戦を断念。11月初めのBCターフに目標を切り替えていたが、ミューア調教師は「先週にオーナーたちと話し合い、BCは回避することにした。ジャパンカップか香港に行くつもりだ」と語っている。

 さらに同師は「火曜日までにはジャパンカップにノミネートするつもりだし、馬の体調が良ければ出場する可能性は十分にある。日本人も私たちの参戦を喜んでくれるだろう」とコメント。日本か香港のどちらかで走った後は、今年のG3ネオムターフカップで11着に終わったサウジアラビアへは向かわず、3月末のG1ドバイシーマクラシックに行く予定だと続けている。