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ヴァデニは4歳の来年も現役続行、関係者が具体的なプランにも言及

2022年10月05日 12:52

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 凱旋門賞で2着に敗れたヴァデニが、捲土重来を期して4歳の来年も現役を続行することになった。

 今季のヴァデニは仏ダービーを5馬身差で圧勝すると英G1エクリプスステークスに挑み、フランス調教馬として62年ぶりに勝利。その後は2カ月ぶりのアイリッシュチャンピオンステークスで3着に敗れたが、続く凱旋門賞では距離や馬場状態を不安視される中で1着のアルピニスタから1/2馬身差の2着に激走した。

 同馬を生産・所有するアガ・カーン殿下のレーシングマネージャー、G.リモー氏が競馬ジャーナリストのポッドキャストに出演。「愛チャンピオンSはアンラッキーだったし、凱旋門賞は非常に深い馬場で負けたから、もう一度チャンスが必要だと思った」「彼は全ての疑問に答えを出したんだ。つまり、彼は距離をこなせるし馬場も気にしない。ならば、来年も彼にチャンスを与えるのが正しいとね」と理由を述べている。

 ヴァデニは来年により強くなるというリモー氏は「恐らくフランスで始動する。ガネー賞あたりになるだろう。その後にロイヤルアスコット開催のプリンスオブウェールズステークス、それから様子を見て愛チャンピオンS、そして凱旋門賞といった感じだろう」と具体的なプランに言及。

「他にどの馬が来年も走るのか、ヴァデニがどうなるかにもよる。競走生活にはたくさんの“もし”や“しかし”があるが(JC.ルジェ)調教師は日曜日(2日)にそれらのレースを挙げていたんだ」と続けた。