フライングオナーズが英2歳G3ゼットランドSを完勝、アップルビー師はダービーを意識
2022年10月12日 12:24
現地8日、英ニューマーケット競馬場で9頭により争われた2歳G3ゼットランドステークス(芝10ハロン)は、中団追走のフライングオナーズが残り1ハロンから1馬身抜け出して圧倒的人気に応えた。
外ラチ沿いで逃げるディアマイフレンド(2番人気)を4馬身ほど前方に見ながら進んだフライングオナーズは、残り2ハロンで先頭に並ぶと最後の1ハロンで抜け出し、背後から食い下がる5番人気ブランチランドを振り切った。さらに3馬身1/4差でディアマイフレンドが3着に続いた。
フライングオナーズはゴドルフィン所有のシーザスターズ産駒でC.アップルビー調教師が管理。7月にデビュー2戦目で勝ち上がると次戦のリステッドまで2連勝し、4戦目の前走はG2ロイヤルロッジステークスで3着に敗れるも今回で重賞初制覇とした。
アップルビー師は「彼が長く脚を使える自信はあった。2着馬が迫ってきた時に彼は即応しなければならなかったし、このような1マイル1/4(10ハロン)のレースでは瞬発力よりもむしろ持続力だからね」とコメント。来春はトライアルから英ダービーに向かう考えを明かした。なお、大手ブックメーカーの『コーラル』は英ダービーにおける同馬の前売りオッズを25倍台から21倍にカットしている。