BCターフスプリントは地元の伏兵カラヴェルが金星、ゴールデンパルは出遅れ響く
2022年11月07日 12:40
現地5日、米キーンランド競馬場でG1ブリーダーズカップターフスプリント(芝5.5ハロン)が行われ、地元アメリカの伏兵カラヴェルが大挙参戦した強豪欧州勢を返り討ちにした。
発馬で圧倒的な1番人気に推されていた昨年の勝ち馬ゴールデンパルが出遅れる波乱の展開となったレースで、カラヴェルは果敢にハナを主張。直線に入っても先頭を譲らず、そのままゴールに飛び込んで大穴を開けた。
半馬身差の2着は番手追走から流れ込んだエマラーティアナで、行った行ったの決着。3着には唯一後方から追い込んだクリエイティブフォースが入り、欧州短距離G1を3連勝中だったハイフィールドプリンセスは4着、米国内の芝レースでは無敗だったゴールデンパルは10着に終わった。吉田勝己氏が所有のフロタスは6着。
B.コックス厩舎のカラヴェルはミゼンマスト産駒の5歳牝馬。前走のG3フランクリンステークスで重賞3勝目を挙げたが、昨年のこのレースで12着に終わるなどG1実績に乏しいことから人気薄となっていた。