凱旋門賞馬アルピニスタが故障で電撃引退、ジャパンC参戦はまぼろしに
2022年11月11日 10:57
今月27日のG1ジャパンカップへの参戦を期待されていた凱旋門賞馬アルピニスタが脚に軽度の故障を負ったことが判明。このまま現役を引退することとなった。
同馬を管理するM.プレスコット調教師は「アルピニスタは昨夜、自分がカルティエ賞のディナーに出ている間に負傷したようだ」「今朝になって彼女を一目見て憂鬱になった。これで引退だとね」と『PA news agency』に語った。
フランケル産駒の5歳牝馬アルピニスタは昨年7月の英G2ランカシャーオークスで重賞初制覇を果たすと、同年のベルリン大賞、オイロパ賞、バイエルン大賞と独G1を3連勝。今年に入ってからも7月の仏G1サンクルー大賞、8月の英G1ヨークシャーオークス、そして10月の仏G1凱旋門賞と連勝を続けた。通算成績は15戦10勝(重賞7勝)。
プレスコット師は「彼女は2年間負けなしで3カ国のG1を6連勝したんだ。ファンタスティックだよ」とアルピニスタを称賛。なお同馬は今後、オーナーの下で繁殖入りするという。