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NZ1000ギニーなどが延期に、馬場の安全性を担保できず

2022年11月13日 15:28

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 現地12日、リカルトンパーク競馬場のニュージーランドカップデー開催が、馬場の安全性に懸念が生じたとして途中で打ち切られる事態に見舞われた。

 G1ニュージーランド1000ギニーやG3ニュージーランドCなど重賞3鞍が組まれていた当日の天気は晴れ。しかし、第3レースで最終コーナーを走行中の馬が何の不利もないまま姿勢を崩す格好になった。同馬は大外枠から終始中団馬群の外を通っていたものの、問題の箇所で脚を滑らせたとニュージーランド・サラブレッド・レーシングの公式サイトでは説明している。

 事態を受けた主催者側はジョッキーを交えて馬場の検査を行い、表面付近に過度の水分が残留していると確認。検査に立ち会ったL.オールプレス騎手の話によると、馬場の表面付近は堅いものの芝丈が長く、前夜に降った雨が乾き切っていない状態だったという。また、複数のスリップ痕も見られたとのことで、開催維持に尽くしたものの長い芝丈と相当量の水分は如何ともしがたく、第4レース以降の打ち切りが決定された。

 なお、NZ1000ギニーなど打ち切りとなった残り9レースは、14日への延期が発表されている。