11日に行われる香港国際競走に有力馬を送り出すA.オブライエン調教師が、各馬の状況について語った。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。

　武豊騎手の手綱で香港ヴァーズ（芝2400m）に参戦するブルームは米G1ブリーダーズカップターフ6着からの転戦。香港には初遠征となるが、オブライエン師は「アメリカでの走りは素晴らしかった。ジャパンカップ出走も念頭にあったが、（回復まで）1週間から2週間ほど早かったようなので香港まで待った」と出走の経緯を説明。

　そのうえで「香港に彼を連れてくる機会を得られてワクワクしている。調子はとてもいいし、彼は気性もよくて健康状態も良好だからね」と期待を寄せていた。

　またBCターフ2着から香港ヴァーズに臨むストーンエイジについては「BCから香港は予定どおり。馬場状態なども彼にぴったりだと思うし楽しみだ」とコメント。

　2年前にBCマイル制覇から香港マイル（6着）に臨んだオーダーオブオーストラリアは、今年はBCマイル6着から約2年2カ月ぶりの中距離戦となる香港カップに挑戦。「7ハロンでも2勝しているのでBCを勝った後はマイル戦を使っていたが、10ハロンでも大丈夫だと思う」と距離延長に自信を見せていた。