ニュージーランドのプケコヘパーク競馬場で現地21日に賞金総額100万NZドル（約8400万円）のカラカミリオン2歳（リステッド、芝1200m）が行われ、サトノアラジン産駒の1番人気トウキョウタイクーンが道中最後方から馬群の中を突き抜ける鮮烈な勝利を飾った。

　発馬で躓いたトウキョウタイクーンは最後方の14番手に置かれるも、ロスを防いで直線には内ラチ沿いから進入。徐々に外へ切り替えながら残り300m付近で馬群を抜け出すと、3番手から粘り込む2番人気イシリアルスターを弾むようなフットワークで差し切り、0.8馬身差をつけて快勝した。

　M.ウォーカー調教師が管理するトウキョウタイクーンは昨年11月26日にテラパ競馬場の芝1100mでデビュー勝ち。12月26日の前走はプケコヘパーク競馬場の芝1100mで2馬身差の勝利を収め、この日で無傷の3連勝とした。

　なお、同じく賞金総額100万NZドルのカラカミリオン3歳クラシック（リステッド、芝1600m）は、NZ2000ギニーの3着馬で3番人気のプロウェスが勝利。NZ1000ギニー馬の1番人気レガルトは4着、4番人気のサトノアラジン産駒セイクリッドサトノは勝ち馬から2.3馬身差の5着（同着）に終わった。