現地28日に行われる米G1ペガサスワールドカップでお手馬が被ったL.サエス騎手が、ゲットハーナンバーに騎乗することが分かった。米競馬メディア『Daily Racing Form』が報じている。

　P.ミラー厩舎の5歳馬ゲットハーナンバーは、サエス騎手がテン乗りだった昨年12月のG1シガーマイルハンデキャップで2着。一方で同騎手はW.モット厩舎の6歳馬アートコレクターの主戦も務め、21年10月のG1ウッドワードステークスなど5勝を挙げていたが、前走のG2ルーカスクラシックは5着止まりだった。

　この両馬が揃ってペガサスWCに出ることでサエス騎手は決断を迫られることに。同騎手の代理人は「とても苦渋の選択だった。私たちはブルース（アートコレクターのオーナーのランスフォード氏）が好きだし、ビル（モット調教師）を偉大な調教師とリスペクトしている」「これ（断りの連絡）は最悪の電話かもしれないし、最高かもしれない」と語り、「そんなこともあるさ」と笑って付け加えていた。