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米G1ペガサスWC、アートコレクターが好位抜け出しの正攻法で完勝

2023年01月29日 12:58

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 米G1ペガサスワールドカップ(4歳以上、ダート9ハロン)が現地28日にガルフストリームパーク競馬場で行われ、道中3、4番手キープの6番人気アートコレクターが2着の2番人気ディファンデッドに4馬身1/2差をつけて完勝した。

 アートコレクターは2番手追走のディファンデッドの背後で流れに乗ると、第3コーナーからのペースアップに応じてスパート。最終コーナーで先頭の形を作り、直線ではJ.アルバラード騎手の叱咤を受けて抜け出した。さらに1馬身1/4差の3着に10番人気のスティレトボーイが逃げ粘り、1番人気のサイバーナイフは中団のまま6着に敗れた。

 バーナーディニ産駒の6歳牡馬アートコレクターは2021年10月のウッドワードステークス以来となる2度目のG1制覇。重賞は昨年8月のG2チャールズタウンクラシックに続く通算5勝目とした。

 米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、アートコレクターのW.モット調教師は「フレグモーネで一頓挫あったんだ」「当時は開催序盤のハーランズホリデーステークスを目標にしていたのだけど間に合わなくてね。それで(オーナーブリーダーの)ブルース(ランスフォード氏)がペガサスまで待つことを了承してくれたんだ」と今回の出走が緊急措置的だったとコメント。そのため、主戦のL.サエス騎手はゲットハーナンバー(9着)に先約があったと乗り替わりの経緯を説明している。