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ペガサスWCターフ、アトーンがアイヴァーを差し切りG1初制覇

2023年01月29日 13:00

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 米ガルフストリームパーク競馬場で現地28日に行われたG1ペガサスワールドカップターフ(4歳以上、芝9ハロン)は、3番人気のアトーンが中団並走から先に抜け出したアグネスゴールド産駒の2番人気アイヴァーをゴール前で差し切った(3/4馬身差)。

 アトーンは道中で中団の内ラチ沿いを追走すると、第3コーナーで自身の外から先に進出を開始したアイヴァーに続き最終コーナーへ。アイヴァーが直線半ばで抜け出した所に襲い掛かり、ゴール前で差し切った。

 さらに1馬身1/2差で4頭が並んだ3着争いを9番人気のスピーキングスカウトが制し、1番人気のシティマンは中団の後ろで馬群の大外に置かれるロスが大きく最下位の12着に沈んだ。

 アトーンはイントゥミスチーフ産駒の6歳セン馬で今回がG1初制覇。これまでは2度目の重賞挑戦だった2021年12月のG2フォートローダーデールステークスをはじめ重賞での2着が3回あったが、3回挑戦してきたG1では昨年のペガサスWCターフなどの4着が最高だった。

 M.メイカー調教師は2020年のズールーアルファに続くペガサスWCターフ2勝目。米競馬メディア『bloodhorse.com』は「私は長いことこの馬を自慢にしてきたが、今日ついに応えてくれた。彼は初めて管理した時からクールな馬で、調教も素晴らしかった。彼は勝ち味に遅かったが、今日は(I.オルティスJr.騎手に)完ぺきな騎乗をしてもらえた」「昨年はツキのない馬だった。いつもあと少しだったが、今日は彼の日になったね」と喜ぶメイカー師のコメントを紹介している。