現地25日、米フェアグラウンズ競馬場でG2ニューオーリンズクラシック（4歳以上、ダート9ハロン）が7頭により争われ、ペガサスワールドカップの覇者アートコレクターが単勝1.8倍の1番人気に推されるも4馬身3/4差の2着に完敗した。

　逃げ馬の背後で2馬身圏内の4番手をキープしたアートコレクターは、最終コーナーで2番手追走の2番人気ウエストウィルパワーが抜け出す構えを見せると追随。しかし、直線入口で突き放されて万事休す。後方から捲るように追撃する4番人気ミスターワイヤレスを3/4馬身差に振り切るのが精一杯だった。

　1着のウエストウィルパワーはバーナーディニ産駒の6歳牡馬で、昨年10月のG2ファイエットステークスに続く2度目の重賞制覇。それまでは条件クラスでも勝ち切れなかったが、ファイエットS後はG1クラークステークス、G3レイザーバックハンデキャップでともに2着と、これで4戦連続の重賞連対と安定している。