サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で現地25日に行われたG3レッドシーターフハンデキャップ（4歳以上、芝3000m）は、日本から遠征したシルヴァーソニックが3番手追走から直線で抜け出すと、2着のエネミーに2馬身1/2差をつけて快勝した。

　最内枠のシルヴァーソニックは発馬が決まって先頭へ押し出されそうになるも、外からサブジェクティビストが来るとD.レーン騎手が抑えて背後の3番手に収まる。そのまま迎えた直線ではサブジェクティビストと2番手のトローラーマンの間から難なく抜け出し、追いすがるエネミーを寄せつけなかった。

　もう1頭、日本から遠征したエヒトは後方3番手付近からの追走となり、直線では大外から目立つ脚勢で追い上げたものの7着までだった。

　シルヴァーソニックは前走のG2ステイヤーズステークスから重賞連勝で2度目の重賞制覇。池江泰寿調教師はレース後のインタビューで次戦に天皇賞（春）かドバイへの転戦を選択肢に挙げている。