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【アルクオーツスプリント】ダンヤーが3頭による叩き合いからG1初制覇

2023年03月26日 12:15

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 ドバイのメイダン競馬場で現地25日に行われたG1アルクオーツスプリント(芝1200m)は、先頭から3馬身少々の中団を追走したダンヤーが3頭による追いくらべから劣勢を盛り返し、アタマ差で勝利を手にした。

 ダンヤーは中間点を過ぎて鞍上の腕が激しく動きはじめ、直前から抜け出す構えのジアストロロジストに食らいつく一方、背後から仕掛けたアルスハイルに半馬身ほどかわされる。しかし、なおも粘るってジアストロロジストの前に出ると、最後はアルスハイルの脚も上がって際どく逆転した。

 2着にはジアストロロジストが続き、アルスハイルはさらにクビ差の3着。香港から遠征したサイトサクセスが4着、デュークワイも5着に続いて層の厚さを示している。

 ダンヤーはシャドウェルが所有するインヴィンシブルスピリット産駒の6歳セン馬で、2021年まで英国のO.バロウズ厩舎に所属。1年余りの休養を経てドバイのM.アル・メイリ厩舎に移籍し、昨年12月からダートで再始動するも3戦目に芝1400mのリステッドで初勝利を挙げた。続く前走は1400mの条件戦でアルスハイルの8着に敗れていたが、今回は2019年9月以来の芝1200mに出走して重賞初制覇を飾った。