現地25日、ドバイのメイダン競馬場でゴドルフィンマイル(ダート1600m)が行われ、地元UAEのアイソレートが連覇を狙うバスラットレオンのハナを叩いて逃げ切り。バスラットレオンは直線半ばまで粘るも最後に捕まり4着に敗れた。

　日本勢ではウインカーネリアンのゲートが速く、隣のバスラットレオンは仕掛けられて前へ。しかし、2番枠のアイソレートがハナを取り切り、バスラットレオンは2番手から続く。直線では好位追走のウインカーネリアンも3番手に上がり、2頭でアイソレートを追ったものの差は詰まらず、反対に直線半ばから後続の追撃に屈した。

　出遅れたローオブピースが馬群の中を抜けてアイソレートから5.5馬身差の2着。さらに0.75馬身差の3着争いをアトレティコエルクラーノが制し、バスラットレオンはこれにクビ差で4着、ウインカーネリアンは6着に終わった。ラウダシオンは後方のまま11着に沈んでいる。

　アイソレートは2009年4月生まれのナークヴァレスキ（父プラウドシチズン）産駒で、ドバイでは5歳馬表記だが実際の馬齢は4歳となる。2020年にアメリカでデビューし、昨年9月まで活躍。今年2月のG3アルシンダガスプリントで移籍初戦を迎え、前走のG3マハブアルシマールとも2着で今回が重賞初制覇となった。