今年の欧州3歳戦線で豊富な手駒を擁すA.オブライエン調教師が現地27日に報道各社の取材に応じ、ブリーダーズカップジュベナイルターフを制したサクソンウォリアー産駒ヴィクトリアロードと仏G3勝ちのハーツクライ産駒コンティニュアスの両馬を、フランスのクラシック戦線に向ける考えを明かした。

　ディープインパクト産駒のサクソンウォリアーを父に持つヴィクトリアロードは、昨年8月に5戦目で初勝利を挙げると11月のBCジュベナイルターフまで4連勝。その間、フランスでG3コンデ賞も勝っている。

　オブライエン師は「予定ではフランスのギニー、それから仏ダービーのつもりだ。昨シーズンは走るたびに良化したし、今年もそうなのではないかな。先週にカラで調教したけど状態はいいよ」と順調な様子を伝えている。

　また、コンティニュアスは8月20日に愛カラ競馬場でデビュー勝ちし、次戦で仏サンクルー競馬場のG3トマブリヨン賞を制して2戦2勝としている。「彼には重馬場が必要だが、非常に上手に走る。中距離の有望株で仏ダービーの前哨戦あたりに送るかもしれない」とオブライエン師。コンティニュアスは5月27日の愛2000ギニーにも登録がある。