2021年にG1英ダービーを制したものの、昨年は体調が整わず2戦しかできなかったアダイヤーが、4月の英G3ゴードンリチャーズステークス（芝10ハロン）から始動することが分かった。英競馬メディア『attheraces.com』が報じている。

　C.アップルビー厩舎が管理するアダイヤーはフランケル産駒の5歳馬。21年に英ダービーとG1キングジョージ6世＆クイーンエリザベスステークスを共に制するという20年ぶりの偉業を達成した。ただし、その秋は仏G1凱旋門賞4着など未勝利に終わり、昨年は9月まで始動が遅れてG1英チャンピオンステークス2着にとどまった。

　アップルビー調教師は「アダイヤーはゴードンリチャーズで走り、その次はロイヤルアスコットでのプリンスオブウェールズステークス。どちらも10ハロンのレースだ」とコメント。今年は中距離路線のG1制覇を目指す意向を示している。