99年の欧州年度代表馬デイラミが死亡、キングジョージやBCターフ制す
2023年04月06日 15:27
1999年に米G1ブリーダーズカップターフを制すなどの活躍を見せたデイラミが、繋養先のアイルランドで死亡したことが分かった。29歳だった。英競馬メディア『racingpost.com』が伝えている。
アガ・カーン殿下の生産馬でゴドルフィン所有だったデイラミはドユーン産駒。3歳まではG1仏2000ギニー1着などマイル路線を主戦場としていたが、古馬となった1998年からは中長距離路線へ。この年は英G1エクリプスステークスや米G1マンノウォーステークスなどを勝った。
翌1999年はキングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスなど欧州G1を3連勝。秋の仏G1凱旋門賞こそ9着と崩れたものの、引退戦となったBCターフを制し、カルティエ賞年度代表馬に選出された。
種牡馬としては愛ダービーなどを制したグレイスワローが活躍。母の父としては英セントレジャーを勝ったロジシャンなどが出ている。
また半弟のダラカニ(父ダルシャーン)は凱旋門賞などを制して2003年のカルティエ賞年度代表馬に選出された。