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豪G1クイーンエリザベスSに挑戦のユニコーンライオンは5着、ドバイオナーが完勝

2023年04月09日 07:58

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 豪G1クイーンエリザベスステークス(3歳以上、芝2000m)が現地8日にランドウィック競馬場で行われ、英国から遠征の1番人気ドバイオナーが中団追走から直線で末脚を炸裂。逃げ粘る日本のユニコーンライオン(3番人気)らを残り200mからまとめて差し切り快勝した。

 カスカディアンとプロタゴニストが出走を取り消し、大外枠は変わらずも2頭分内に寄れたユニコーンライオンがゲートを決めて素早くハナへ。2番人気のアナモーもマークするように2馬身少々の4番手につけ、ドバイオナーはユニコーンライオンから6馬身ほどの7、8番手で中間点を通過する。

 軽快に飛ばすユニコーンライオンはピッチを上げながら最終コーナーを回り、リードを保って直線に突入するも、それを目標にアナモーが接近。残り200mでユニコーンライオンら先行勢を捕らえるが、さらに外から追撃するドバイオナーがまとめてかわし、最後は鞍上が手綱を抑える余裕で2.45馬身差の完勝を収めた。

 ドバイオナーの内から後れて直線に入った6番人気のモウンガが最後の一完歩で2着に届き、アナモーは0.01馬身差の3着まで。ユニコーンライオンは大きな見せ場を作るも勝ち馬から3.73馬身差の5着に終わった。

 ドバイオナーは前走のランヴェットステークスに続く2度目のG1制覇で重賞は通算4勝目。W.ハガス調教師とT.マーカンド騎手のコンビは、アデイブで制した2020年と2021年と合わせてクイーンエリザベスSを3勝目としている。

 なお、豪競馬メディア『racing.com』によると、ハガス師は「彼を英国に帰国させて再検討する。私が考え得る限り今日で仕事を終えた」とドバイオナーの今後について保留。しかし、同メディアは香港のG1クイーンエリザベス2世カップ(4月30日)に転戦する可能性を報じている。

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