アロゲートとカリフォルニアクローム、ライバル2頭がそろって米競馬殿堂入り
2023年04月26日 13:00
現地25日に米競馬殿堂が2023年度の選定結果を発表。現代部門でアロゲートとカリフォルニアクローム、ソングバードの競走馬3頭、そしてコーリー・ナカタニ元騎手が名誉の殿堂入りを果たした。
アロゲートは現役時代に11戦7勝。2016年のトラヴァーズステークスから2017年のドバイワールドカップまでG1レースを4連勝するなど、両年の「ロンジン・ワールドベストホース」に輝いた。通算獲得賞金の1742万2600ドルは歴代最高。
また、カリフォルニアクロームは2014年にケンタッキーダービーとプリークネスステークスの二冠を制し、同年のエクリプス賞年度代表馬を受賞。2016年のブリーダーズカップクラシックではアロゲートとの一騎打ちに1/2馬身差で屈したものの、語り草となる名勝負を残した。
ソングバードは2015年から2017年にかけてG1レース9勝を含む15戦13勝(2着2回)のほぼ完ぺきな戦績で牝馬戦線をリード。2015年のエクリプス賞最優秀2歳牝馬、2016年の同最優秀3歳牝馬に輝いた。
ナカタニ氏はカリフォルニア州出身の日系人で現在52歳。1988年から2018年の30年に及ぶキャリアで重賞341勝を含む通算3909勝、ブリーダーズカップ開催では計10勝を記録した。通算獲得賞金の2億3455万4534ドルは歴代14位。年間獲得賞金のトップ10入りは11回を数える。