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KYダービー出走を諦めない各陣営、「感情の綱渡り」続く日々

2023年04月27日 15:03

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 現地5月6日の米G1ケンタッキーダービーまであと1週間余り。滑り込みでの出走を狙う各陣営は落ち着かない日々を過ごしている。

 米競馬メディア『Daily Racing Form』によると、出走枠の20位にわずかに届いていない21位のスキナーを管理するJ.シレフス調教師は、拠点の南カリフォルニアから現地のチャーチルダウンズへ輸送する前に、出走可否をめぐる成り行きを注視する構え。

 22位のサイクロンミスチーフを擁するD.ローマンズ調教師は「リッチストライクの顛末は私たちに希望を与えてくれる」とコメント。昨年のKYダービーで直前の繰り上がり出走から優勝したリッチストライクの再現を諦めない姿勢を見せている。

 出走が不透明な状況を「感情の綱渡り」だと表した同師は「私たちがレースに出られるように他馬の故障を祈る真似はできない。私だってオーナーに故障の報告なんてしたくないからね。でも一方で自分の馬も出走させたいんだ」と複雑な胸中を語った。

 24位の日本馬マンダリンヒーローに次ぐ25位のキングラッセルを管理するR.モケット調教師も、KYダービー除外なら当日の一般戦に回る覚悟で最後まで出走を目指す意向を示している。