昨年の米2歳王者で、今月のG1ケンタッキーダービーでは本命視されながら当日回避を余儀なくされたフォルテが、昨年9月にG1ホープフルステークスを勝った際の薬物検査で失格していたと報じられた。

　この件はふたつの匿名の情報源から得たものとして米紙『ニューヨーク・タイムズ』が報じ、各メディアもそれに追随。それらによると、フォルテは痛みや炎症を緩和する薬物の陽性反応を示したが、具体的な薬物名などは報じられていない。

　米国では非ステロイド性抗炎症薬の一部は競馬での治療的使用が許可されているが、レース前の使用には制限がある。

　なお同馬を管理するT.プレッチャー調教師の顧問弁護士や関係者は、現時点でメディアのコメント要請に応じていないという。