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モーリス産駒ヒトツ、生まれ故郷のアローフィールドスタッドで種牡馬入り

2023年06月14日 12:55

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 オーストラリアンダービーなどG1レースを3勝したモーリス産駒のヒトツが、来春から生まれ故郷のアローフィールドスタッドで種牡馬生活を送ることになり、現地13日に発表された。種付け料は税込み22000豪ドル(約209万円)になる。

 アローフィールドスタッドのリリースはJ.メッサーラ代表の「キャステルヴェキオやショータイム、ジオータムサンのように、アローフィールドが生産したスターの帰還を喜んでいる。彼らの特性や血統は詳しく知っており、我々が所有する数多くの繁殖牝馬を用意して強力にバックアップすることができる」という言葉を紹介している。

 ヒトツは2021/2022シーズンにヴィクトリアダービーとオーストラリアンギニー、そしてオーストラリアンダービーを3連勝。1994年のマホガニー以来となる3レース制覇の快挙を成し遂げた。しかし、その後は脚部不安に苦しめられ、復帰が叶わないまま今年2月に引退。種牡馬転身が発表されていた。

 なお、引退から繋養先決定の発表まで時間を要したことについて、メッサーラ氏は現地メディアの『tdnausnz.com.au』の取材に対し、ケガをしたヒザの状態が当初の見込みより思わしくなく、種牡馬生活に支障のない状態になるのを確かめていたという旨の説明をしている。