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パディントンが10ハロンも克服、英G1エクリプスSでエミリーアップジョンを封じる

2023年07月09日 09:33

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 英サンダウン競馬場で現地8日に行われたG1エクリプスステークス(3歳以上、芝10ハロン)は、1番人気の3歳馬パディントンが背後でマークする2番人気エミリーアップジョンとの一騎打ちを1/2馬身差で制した。

 わずか4頭立てとなった一戦は、発馬こそバラついたもののすぐに隊列が固まり、ウエストウインドブローズ(4番人気)、パディントン、エミリーアップジョン、ドバイオナー(3番人気)の順に1馬身半から2馬身の間隔を崩さず直線に入った。

 各馬の鞍上が腕を動かす中で、パディントンのR.ムーア騎手だけが軽く仕掛けただけの手応え。残り2ハロンから先頭に立つと、エミリーアップジョンも懸命に食い下がって残り1ハロンでは捕らえるかの脚勢だったが、パディントンがひと伸び利かせて接近を許さず、半馬身のリードを保ってゴールした。

 A.オブライエン調教師が管理するシユーニ産駒のパディントンは、愛2000ギニー、セントジェームズパレスステークスに続きG1レース3連勝で3度目の重賞制覇。これで昨年10月の初勝利から6連勝とした。

 このレースで自身の記録を更新する7勝目としたオブライエン師は「彼はより素早くなった。ライアン(ムーア騎手)は、彼はゲートを素早く出て道中も非常に楽だったし、先頭に立ってから待っていたと言っていた」と、パディントンにまだ余裕があったことを示唆した。なお、今後は馬主らの判断次第と断りつつ、サセックスステークスがイメージにあるとのコメントを英競馬メディア『Racing TV』などが報じている。