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米G1ベルモントダービー、ファーブリッジが最短距離キープで鮮やかな差し切り

2023年07月09日 14:09

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 米G1ベルモントダービー(3歳、芝10ハロン)が現地8日にベルモントパーク競馬場で行われ、2番人気のファーブリッジが中団後方の7番手で向正面を通過すると、内ラチ沿いキープで進入した直線半ばから外に切り替えて鮮やかに差し切りを決めた(1馬身差)。

 序盤に後方からじっくり入ったファーブリッジは、向正面に入ると内ラチ沿いの7番手につけ、そのまま経済コースをキープしながら進出。直線では前を行く2頭の外に切り替えてスムーズに抜け出した。

 英ダービー5着馬で1番人気のザフォクシーズは最後方から勝ち馬に続いて馬群をさばき、逃げ粘る9番人気モンデゴを際どく差し切って2着まで(ハナ差)。3番人気のシルバーノットは5着に終わった。

 ファーブリッジはT.プレッチャー調教師が管理するイングリッシュチャンネル(父スマートストライク)産駒の牡馬で重賞初制覇。今年1月21日からデビュー2連勝で挑んだG2アメリカンターフステークス、G2ペナインリッジステークスはともに2着に敗れていた。

 ニューヨーク州競馬協会(NYRA)の公式サイトによると、プレッチャー師は「今日の道中は恵まれたね」「全てが上手く行った。両ターンでコースロスを防ぐことができた」とファーブリッジの勝因を挙げ、次戦はサラトガダービーが「必然的なターゲット」とコメントしている。