現地18日、英ヨーク競馬場で英ダービーの前哨戦にあたるG2ダンテステークス（3歳、芝10.5ハロン）が行われ、O.マーフィー騎乗のザフォクシーズが接戦を制した。

　前半は馬群の内側で後方に控えたザフォクシーズは、直線で追い出すと外ラチ側へ斜行しつつも力強く伸びて先頭へ。最後は大外から追い込んできたホワイトバーチにクビ差まで迫られたもののトップでゴールした。

　さらに1馬身1/4差で1番人気のパッセンジャーと日本生まれのハーツクライ産駒コンティニュアスが3着同着。サクソンウォリアー産駒のキリーベグスウォリアーは6着だった。

　A.ボールディング厩舎のザフォクシーズはチャーチル産駒。半兄に2020年のドバイG1アルマクトゥームチャレンジラウンド3を勝ったマッターホルン（父レイヴンズパス）、21年の英G2ヨークステークスを制したバンコク（父オーストラリア）などがおり、欧州でマイルG1を4勝したリブチェスターも近親にあたる。

　自身は2歳時に英G2ロイヤルロッジステークスでドバイマイルを下して重賞初制覇。今年初戦の英G3クレイヴンステークスは2着だったが、距離が伸びた今回は重賞2勝目を手にした。