現地29日の英G1キングジョージ6世＆クイーンエリザベスステークスに出走を予定していた昨年の英ダービー馬デザートクラウンが脚部不安を発症し、同レースを回避することが分かった。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。

　同メディアによると、デザートクラウンは脚に感染症を起こしたもよう。昨年にデビュー3連勝で英ダービーを制し、故障からの復帰戦だった今年5月の英G3ブリガディアジェラードステークスで初黒星は喫したものの、キングジョージではオーギュストロダンとの英ダービー馬対決の実現が期待されていた。

　そのほか、前走で仏G2シャンティイ大賞を制したフランス調教馬シムカミルは大雨による馬場悪化を懸念して出走回避。6頭を登録していたA.オブライエン厩舎も仏G1パリ大賞2着のアデレードリバーと古豪ブルームの出走を取りやめたため、今年のキングジョージは現時点で最大11頭立ての見込みとなった。