フランスの競馬統括機関フランスギャロは現地10日、レースでムチを9回以上使用した騎手について、9月1日以降は即失格処分とすることを発表した。

　フランスでは今年5月からムチの使用を4回までに制限。そのラインを5回超過した場合はレース当日に失格処分となる。

　なお英国では2023年初めからムチ使用を平地では6回、障害レースでは7回までに制限。これを4回超過すると失格となるが、その制裁は後日の審査委員会にゆだねられている。

　最近では7月29日のキングジョージ6世＆クイーンエリザベスステークスをフクムで制したJ.クローリー騎手がムチを9回使用したとして20日間の騎乗停止と1万ポンド（約183万円）の罰金処分を科された。