米G1アーリントンミリオン、セットピースが最後方からの大外一気で快勝
2023年08月13日 14:39
米G1アーリントンミリオン(3歳以上、芝10ハロン)が現地12日にコロニアルダウンズ競馬場で行われ、最後方の11番手で最終コーナーを迎えたF.ジェルー騎乗の3番人気セットピースが、馬群の大外から直線一気に追い込んで2馬身突き抜けた。
レースは2番人気のストロングクオリティがハナに立ち、連覇を狙う5番人気のサンティンが2番手で向正面に向かう。セットピースは直前に1番人気アダモを見つつ先頭から12馬身ほどの位置で中間点を通過し、第3コーナーから馬群が凝縮すると大外を回りながら加速。直線半ばで決着をつけた。
2着にサンティンが粘り込み、さらに1/2馬身差の3着争いをアダモが制した。ストロングクオリティは7着に終わっている。
セットピースはジャドモントが所有するダンシリ産駒の7歳セン馬でB.コックス調教師の管理。英国のH.パーマー厩舎からデビューして2021年に米国へ移籍し、通算5度目の重賞勝利でG1初制覇としている。チャーチルダウンズ競馬場で行われた昨年のアーリントンミリオンでは1番人気で4着に敗れていた。