現地23日、英ヨーク競馬場でG2グレートヴォルティジュールステークス（3歳牡馬・セン馬、芝12ハロン）が行われ、日本生まれのハーツクライ産駒コンティニュアスが快勝した。

　5頭立てのレースで最後方に控えたコンティニュアスは、直線半ばまで待機してから満を持してスパート。先行勢の外から上がっていき、しぶとく抵抗したカッスルウェイとの叩き合いにも勝って3馬身3/4差の勝利を収めた。

　デビュー3連勝中で圧倒的な1番人気に推されていたグレゴリーはさらに1馬身差の3着に終わり、初黒星を喫した。

　A.オブライエン厩舎のコンティニュアスは2歳時にデビュー2連勝で仏G3トマブリヨン賞を制覇。3歳となった今年は3戦してG1仏ダービー8着など勝ち星がなかったが、ひと息入れて立て直したここで重賞2勝目を手にした。

　この結果を受け、大手ブックメーカー『ベットフェア』は9月16日のG1英セントレジャーでのコンティニュアスのオッズを5倍までカット。6倍となったグレゴリーを抜いて前売り1番人気としている。