現地1日、仏パリロンシャン競馬場でG1アベイドロンシャン賞（芝1000m）が行われ、J.ハート騎乗のハイフィールドプリンセスが1番人気に応えた。

　外目の枠から7番手付近に付けたハイフィールドプリンセスは、残り600メートルよりも前にいち早く鞍上が追い出すロングスパート。ゴール前で粘る伏兵ペルディカをとらえて1馬身差の勝利を手にした。

　3着はさらに短アタマ差で人気薄のイソップスフェイブルズ。前走の愛G1フライングファイブステークス勝ち馬モスタッカーは11着に沈んだ。

　J.クイン厩舎のハイフィールドプリンセスはナイトオブサンダー産駒の6歳牝馬。5歳となった昨年に短距離G1を3連勝した遅咲きで、今年はG2を1勝したもののG1では2着2回に3着1回と勝ちきれず、前走のフライングファイブSでは5着に敗れていたが、約13カ月ぶりにG1勝利の美酒に酔った。